投資家の皆様へ
株主の皆様におかれましては、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、ここに当社2024年9月期(2023年10月1日から2024年9月30日まで)の事業の概要についてのご報告に先立ちまして、一言ごあいさつ申し上げます。
当連結会計年度は、営業収益160,741百万円(前期比10.8%増)、営業利益6,434百万円(同9.0%増)、経常利益6,954百万円(同8.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,733百万円(同9.7%増)となり、いずれの成績も過去最高の実績となりました。
昨年11月に中期経営計画を公表し、本中期経営計画の3か年は収益力拡大へ向けた「先行投資フェーズ」として位置づけ、新フォーマット「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」への業態転換を進めております。当連結会計年度は既存店の売上が前年を超え、さらに業態転換を伴う改装と新規出店による売上の増加が上乗せとなったことに加え、継続して取り組んでいる効率化・仕組化の効果が表れた結果、これまでの取り組みによる効果が計画を上回り、増収増益となりました。

代表取締役社長
岩崎裕文
経営方針および取り組み
当社グループは、企業価値の最大化という将来展望に基づき、新フォーマットの拡大に向けた先行投資の実行を基本戦略として、2024年9月期は以下の3つの重点方針の実行に注力してまいりました。
1.圧倒的地域№1店舗の構築
従来より取り組んでいる「新フォーマットのディスティネーション店舗としての魅力」を持続的に進化させ、独自性と差別化を追求し、地域のお客様から高い支持をいただける店舗づくりを実施しております。
その成果として、全国のスーパーマーケットを対象に投票を行い決定された「Shufoo!ベストオブスーパー2024」では、都道府県別で「埼玉県」「千葉県」における人気スーパー1位として「生鮮市場TOP!」が選ばれました。
2.出店・改装スピードアップとエリア拡大
第59期は新規出店を2店舗、既存店改装を10店舗実施し、「生鮮市場TOP!」は27店舗、「マミープラス」は8店舗となりました。第60期については、新規出店を7店舗、既存店改装を8店舗計画しております。
3.人材育成
従業員の「やりがい・働きやすさ・創造性発揮とコミュニケーションの活性化」を通して、人材の定着と更なる生産性向上を目指し、様々な取り組みを実施しております。
第59期では新たに、入社5年目までの新入社員を対象に「奨学金返済支援制度(本人返還)」を制定いたしました。若手社員の育成・成長の促進、さらに優秀な人材の採用にも繋げてまいります。
今後の戦略と見通し
当社グループは、2024年9月期よりスタートした中期経営計画に基づいた3つの重点方針の実行を基本戦術とすることで、心躍るお買い物体験を提供し、人々の幸せと健康寿命延伸の実現を目指しております。
「関東の人々がいま一番行きたいスーパーマーケットになる」という中期経営計画のスローガンのもと、第60期は「成長戦略を推し進める基盤の構築」と「飛躍的な成長を支える人材育成」を営業方針とし、今後も企業として持続的な成長を遂げられるように取り組んでまいります。
株主の皆様におかれましては、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2024年9月