IR情報

投資家の皆様へ

 株主の皆様におかれましては、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、ここに当社2023年9月期(2022年10月1日から2023年9月30日まで)の事業の概要についてのご報告に先立ちまして、一言ごあいさつ申し上げます。

 当連結会計年度は、営業収益145,041百万円(前期比9.1%増)、営業利益5,898百万円(同18.9%増)、経常利益6,387百万円(同17.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,313百万円(同26.0%増)となりました。

 原材料や光熱費をはじめとした各種コスト高騰等の厳しい状況下でありながらも、収益力向上への取り組みを積極的に行い、さらに「生鮮市場TOP!」「マミープラス」の2つの新フォーマットへの業態転換を推進した結果、営業収益・経常利益ともに過去最高の実績となり、増収増益となりましたことをご報告いたします。

代表取締役社長 岩崎裕文

代表取締役社長
岩崎裕文

経営方針および取り組み

 当社グループは、食生活を通じて地域のお客様の健康と笑顔あふれる豊かな人生を応援する「Enjoy Life!」のグループコンセプトのもと、2023年9月期は以下の3つの取り組みに注力してまいりました。

1.生産性の高い魅力ある新フォーマット店舗の確立

 「生鮮市場TOP!」5店舗、「マミープラス」2店舗の計7店舗を新フォーマットとして改装出店いたしました。生鮮市場TOP!、マミープラスともに、改装後は平均して約2倍の売上高に拡大しており、改装後2年目・3年目に至っても毎年売上の伸長が続いています。

2.高い店舗生産性を支える仕組みの構築

 店舗運営において、AI自動発注、LSPといったデジタル関連投資を積極的に行うとともに、品出し等の一般作業とレジ作業の部門を統合しました。店舗組織の変更とLSPとの相乗効果によりムリ・ムダ・ムラを減らして生産性の向上を図るとともに、「一人ひとりの持てる力」を高め、チームで最大限に発揮できるよう、工夫された仕組みを構築しております。

3.店舗との繋がりを通じた地域の笑顔への貢献

 当社は、地域の全てのお客様に楽しくお買い物していただくという考えのもと、長年にわたり日本補助犬協会の活動を支援しております。2020年7月からは国連UNHCR協会に店舗スペースの一部を無償提供して「国連難民支援キャンペーン」を開催し、その他、「トルコ南東部地震救援募金」などグローバルな人道支援を行っております。

今後の戦略と見通し

 当社グループは、これまで店舗モデルの確立に注力してきた「生鮮市場TOP!」「マミープラス」の2つの新フォーマットの拡大に向けた先行投資の実行を基本戦略とする、第2次中期経営計画を策定しました。

 第2次中期経営計画は2024年9月期よりスタートし、2026年9月期までの3年間で「圧倒的地域No.1店舗の構築」「出店・改装スピードアップとエリア拡大」「人材育成」の3つの重点方針の実行を基本戦術とすることで、心躍るお買い物体験を提供し、人々の幸せと健康寿命延伸の実現を目指します。

 株主の皆様におかれましては、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年9月

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