2つの新業態を成長ドライバーに
1959年創業のマミーマートは、今、大きな転換期を迎えています。半径500mの小商圏で地域ニーズにきめ細かく対応する「マミーマート」を核に、2019年に新たな食の専門店の「生鮮市場TOP!」、2022年に地域一番の圧倒的価格が特徴の「マミープラス」という2つの新業態を立ち上げ、さらなる成長へと一気にギアチェンジしたのです。特に「料理好きが週に一度来たくなるスーパー」というコンセプトの「生鮮市場TOP!」は地域のお客さまから圧倒的な支持を受けており、「マミーマート」からの改装に加え、今後は新規出店を増やしていく考えです。エリアも従来の埼玉県・千葉県にとどまらず、広く関東圏全域を視野に入れていくことになります。出店を加速させるということは店長職をはじめとするポストが大幅に増えることになり、これから入社される皆さんにとっては早期のキャリアアップの大きなチャンスであることは間違いないでしょう。
あわせて商品開発にも力を入れていきます。マミーマートは「お弁当・お惣菜大賞」で12年連続大賞受賞など、商品開発力には定評があります。ここにさらに磨きをかけることで、一層の差別化を図り、成長へのエンジンとする考えです。
いつの時代も地域一番店にこだわる
人口減社会の日本においてスーパー業界の競争は激しくなる一方です。適者生存の言葉もあるように、今後は勝ち残っていくための闘いはさらに厳しさを増すことでしょう。その中で私たちは、地域一番店戦略にこだわり続けてきました。人口が減っても“食べること”の重要性は変わらず、食品スーパーは社会にとって必須の存在であり続けます。地域で最もお客様から支持される存在であることで、私たちは一番店として盤石な立場を築いていきます。そのために今後は業態や子会社の枠の越えた人材交流を活発に行うとともに、M&Aも視野に入れていきます。
一方で、現状に満足せず、成長するために常に新たなチャレンジをしようとする姿勢は、創業以来受け継がれてきた普遍のものとして今後も変わることはないでしょう。例えば店舗全体を見ながら部門横断的に品出し等の業務に携わる「フロア部門」の創設などは、そうしたチャレンジの一例です。今後も時代の変化を敏感にキャッチし、自ら変革していくことで、さらなる成長をめざしていきます。
より速いキャリアアップが可能に
私が皆さんに期待するのは、まず「小売業が好き」ということです。お客さまと接することが好きで、喜んでいただくことが好きであることは、何よりも大切なことでしょう。その上で日々の業務の中で浮かび上がってきた様々な課題に向き合い、自ら考えて解決していくことを楽しんでいただきたいと思います。その結果がさらなる改善や成長へのモチベーションにつながっていくはずです。さらに自らが中心となって周囲を巻き込んでいく力も、ぜひ磨いていただきたいと思います。
これから入社される皆さんのほとんどは店舗でスタートし、店長を目指してスキルを向上させていくことになるでしょう。従来は店長に昇格するまでは平均15年を要していましたが、積極的な出店攻勢を続ける今後は7年に短縮したいと考えています。キャリアアップのチャンスが増え、さらにスピードアップするのがこれからのマミーマートなのです。
人々にとって欠かすことのできない“食”。その“食”を扱うスーパーマーケットは、間違いなく社会の重要なインフラです。そのことに誇りを持ちつつ、日々の仕事を楽しんでくれる、そんな人材を私たちはお待ちしています。